BTC/USD
ビットコイン(BTC)は50日間SMAを下回って推移している。これはネガティブなサインだ。現在、ビットコインは重要なサポートである8,467.54ドルに近づいている。ここは最近の上昇局面の61.8%フィボナッチリトレースメントレベルにあたる。8,467.54ドルを下抜けてしまえば、7,952.84ドルまで下落する可能性がある。

20日間EMAは徐々に低下し始めており、相対力指数(RSI)はネガティブな領域に落ち込んでいる。これは弱気派が優勢であることを示している。このような相場で買いを入れるのは賢明な戦略ではないだろう。
したがって、トレーダーはロングポジションを開始する前に、下落が終わり、反転パターンが形成されるのを待つべきだ。最初のポジティブなサインは、移動平均線を上抜けることだ。そうなれば、現在の下落は弱気な買い手を揺さぶるだけだったということになるだろう。下降トレンドラインを上抜けることができれば、上昇トレンド再開となるだろう。
ETH/USD
イーサ(ETH)は、197.75ドルから173.841ドルのレンジ内での値動きが続いている。移動平均線はフラットであり、RSIは中間付近にある。レンジ内での値動きが今後数日間も続くことを示唆している。この持合い状態は、強気派と弱気派が拮抗していることを示すものだ。

弱気派が173.841ドル以下に価格を押し下げた場合、弱気派が強気派を圧倒し、151.829ドルまで下落する可能性が出てくる。151.829ドルを下抜けてしまえば、下降トレンドが再開してしまうだろう。したがって、トレーダーはロングポジションのストップロスを150ドルに維持しておこう。
逆に、イーサが197.75ドルを上抜けた場合、強気派が主導権を握ったことになる。上昇局面でのターゲットは235.70ドルだ。223.999ドルがレジスタンスとなるだろう。
XRP/USD
XPRは過去数日間、下落し続けている。移動平均線は弱気のクロスオーバーになりそうであり、RSIはネガティブの領域にある。これは弱気派が主導権を握っていることを示すものだ。XRPは次のサポートは0.24508ドルだ。このサポートが有効な場合、XRPはさらに数日間、0.24508~0.31491ドルのレンジ内に留まるだろう。しかし、0.24508ドルを下抜けてしまえば、0.22ドルまで下落する可能性がある。

下落は緩やかなペースで進んでいるため、強気派がパニックに陥っているわけではないようだ。したがって、今後数日以内に反発の試みが出てくるだろう。XRPが移動平均線を上回った場合、0.31491ドル突破を試みようとするだろう。したがって、ロングポジションのストップロスは0.24ドルを維持したい。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン