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検察がマウントゴックス事件の元CEOに懲役10年の求刑
2014年に大量のビットコインが流失した「マウントゴックス事件」で業務上横領の容疑で起訴されていたMt.Gox取引所の運営会社のCEOを務めていたマルク・カルプレス被告(33)に対し、本日東京地方裁判所の公判で検察側は懲役10年を求刑した。共同通信が明らかにした。
カルプレス被告は以前から無罪を主張しているが、検察側は返済の意思が無い上で「多額の資金を使い込み、顧客の信頼を裏切った責任は重大だ」と厳重な判決を呼びかけた。
マウントゴックス事件について
MtGox事件は、2014年に起こった仮想通貨流出事件。
ハッキング攻撃を受けて、同社が保有する85万ビットコイン(当時相場で480億円相当)の流出につながった。
この事件を受け同社は破産申請を行い、長期間に渡り顧客への補償の目処がたっていなかった。
当初破産手続きをしていた同社だが、2018年6月、東京地方裁判所により民事再生手続き開始が決定され、資金確保に向けた資産売却が行われていた。
カルプレス氏の経歴
MtGox社の元CEOでもあるマルク・カルプレス氏は、ビットコインの創成期から仮想通貨業界に携わっていた人物の一人だ。
ビットコイン創成期に携わった人間の中には主に、仮想通貨の基幹技術ブロックチェーンによってもたらされる未来に魅力を感じたグループと投資資材としての魅力を感じたグループがあると言われており、マルク・カルプレス氏やアメリカで最大規模の取引所であるCoinbaseの創設者であるBrian Armstrong氏は後者、取引所を運営莫大な資産を得た人物となる。
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